相談室

いろいろな事情を抱える方々が暮らす寿地区。
自力では生活保護などのセイフティネットにたどりつけない方もいます。

「体の具合が良くない、物忘れが多くなった」
寿町診療所の相談室には、医療相談だけではなく、様々な悩みを抱えた方が日々相談に訪れてきます。
担当ソーシャルワーカーは相談内容を聞き、「その人にとってどうするのが一番いいのか?」を考え、役所や各医療機関・施設等につなぐ役割を果たしています。

また、入院先の手配により専門病院へとつないだり、急患が発生した時の救急対応を行うなど、各医療機関等との連携を取るのも相談室の大切な仕事の一つです。

DOTS治療

結核治療・アルコール依存症において、医療監視のもとに、看護師等が直接確認しながら患者の服薬管理を行う治療です。結核患者数が横浜市平均の約50倍という高さの寿地区。退院後の治療中断による耐性菌の発生や、結核蔓延を防ぐ対策として開始された“DOTS治療”が、当診療所においては平成12年2月から開始されました。結核の他にも、ご自身での服薬管理が困難な方々など、毎日患者さんのお話を聞きながら服薬管理を行っています。